
ワークショップの個人的な感想や、日頃の生活の中で、ジェンダー/セクシュアリティについて想うこと…といっても全てにつながっていると思うので、あまり限定せずに書いてます。
スチュワーデスとスチュワード(海外のジェンダー考察01)
みなっさーん、
MIAは今一人でドイツ・ヨーロッパに来ています。一週間の滞在。
しばらく「比較文化的考察」のツブヤキが続きそうな予感…
今回はオランダの飛行機(KLM)に乗りました。
久しぶりにKLMを使ったのですが、乗ってからなんとなく違和感が。
そう。スチューワドの数が多いのです。
BBなんてことを長年している私の中にも、飛行機=スチュワーデス=女性という職業に対するジェンダーバイアスを発見しました。
ちょっとショック…
以前からなんどかオランダにもいっているのですが、あそこは性別役割分業が「なくなった」まではいかないけど、とてもゆるやかになった国。
アムスの市長は(今もなのかなぁ)ゲイだったし、
男性の育児参加は当然だし、
女性のほうがキャリアがある場合なんかは男性が長期の育児休暇をとったりもするし…
とにかく、日々イロイロと日本のジェンダー・セクシュアリティ状況に疑問や不満を抱きがちな私からすると一見「理想の国」。
あくまでも「理想」ですけどね。
(あちらの現実もイロイロと問題かかえてるみたいだし。)
そんな国の状況を背景に持つKLM。
スチュワードが沢山乗っている、「男女平等」みたいな空気を感じさせるようなKLMに12時間くらい滞在したわけです。
飛行機に乗ったことがある人は知っていると思いますが、スチュワード/スチュワーデスは食事とか飲み物を運んでくれます。
運悪く、私の座った席は通路側で、その席のすぐ隣にワゴンを止めるのが今回のスチュワードの癖みたいでした。
そうすると当然、そのサービスが開始されるとワタシはそのワゴンの陰に隠れてしまうわけです。
ワゴンの前後に担当が分かれ、前はスチュワードが、後ろはスチュワーデスがサービスをしていました。
****絶好の考察チャンス、到来!(拍手)****
大きいスチュワーデスがワタシの顔の目の前に腕を伸ばし、
私の左となりの人に飲み物を渡しました。
それは湯気がたっている日本茶で、
ワタシが自分にそれがふりかからないかとかなりスリリングな思いをしました。
(単にこわかっただけ)
それを何度もするので、「痛い!」と叫んでみました。
(別に痛くなかったんだけどね。)
そしたら”oh!sorry!(あら、ごめんなさーい)”の一言。
で、二回目の食事のとき、
同じようにパンの籠をワタシの顔から10センチも離れないところに差し出すわけ。
信じられない、学習能力のなさ…
プロだろ、オマエ…
おまけに私にはパンを配り忘れるしまつ。
腹がたったのでコーヒー・サービスをしにきたスチュワードのほうに「パンをもらえなかった」と主張。
(別にどうしてもパンが欲しいわけではなかったんだけど。)
「持ってきます」といってから食事が下げられるまで持ってこない。
下げるときもワゴンを私の隣に置くので(不運なお人)、腕をつかんで「ちょっと質問してもよろしい?」と聞くと
ハッとした表情で「パン!」と思い出したかのように叫ぶんだもの。
笑ってしまった。
で、「もういいよ。食べ終わったし。」といったのに、全部片付け終わってからその人はパンと、バターとナイフをもってきて「本当に、もういらない?」と聞きにきました。「いらない。ありがとう。」といって、その人も本当にド忘れしていたんだなぁと思った出来事でした。
でね。
気持ちが解決するまで、自分の中でなんとなく思っていたことは
「まったく、日本人女性のシュチュワーデスだったらもっと気が利くぞ!」。
キャーッ!
私ったら、性差別のみならず、人種差別までしてるぅー!
いやーん!
沢山反省したフライトでした。
…でもね、本当なんだもん。
日本の(多くの)スチュワーデスは気が利く。
対応が優しい。
実際、KLMに乗っていた「日本人」スチュワーデスは、私が搭乗してすぐにブランケットを追加したら席番号メモッていたし、すぐに持ってきてくれたし。
プロ意識の違い、仕事に対する価値観の違い、サービス感覚の違い、ということにしてしまえば簡単ですが、
私にはその「日本人のスチュワーデス」の背景には、やっぱり日本に根強く残っている「女らしさ」が見え隠れしちゃうんです。
そして、それを期待している私たちは、間接的にその要素を推進してしまっているのよねー。
深読みしすぎですかね。
Post Date:2003.06.15 22:02
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