
ワークショップの個人的な感想や、日頃の生活の中で、ジェンダー/セクシュアリティについて想うこと…といっても全てにつながっていると思うので、あまり限定せずに書いてます。
DV・共依存・レイプなど…、友人はどこまでおせっかいになれるのか
最近、友人のドメスティック・ヴァイオレンス(DV)体験談を読んだ。
言葉での暴力、脅しは勿論、
殴る、蹴る、追いかけてくる…
かなりリアルに書いてあって、背筋が凍った。
どちらも知り合いだったから、というのも手伝ったけど。
知識として、DVの問題は知っていたけど、これまであまり現実味がなかった。
だからといって、印象が薄い、というよりは恐怖のイメージだけがどんどん膨らんでいったりして、とにかくリアルじゃない。
今も被害を受けた人の周りを加害者がウロウロしているとか。
同じ生活範囲だと本当に、難しい。
詳しいことはアウティングになるので、適当にやめますが、この経験で、DVじゃないけど自分のセクハラ体験を思い出した。
思い出す、というほど忘れられているものではないんだけど、頭の中で正面にでてきた、というか…
私の場合は、ある整骨院で男性の整体師にセクハラを受けた。
しかも、子どもの父親と一緒に住んでいないということから、いわゆる「欲求不満」なんだろうと決め付けられた。その上、その行為は「サービスだ」とまで言われた。
恐くて結局お金まで払ってその場を去ったのだが、あの時の屈辱的な気持ちと背筋が凍るような恐怖・不安は忘れられない。こちらもよくレイプ問題とかで、知識は知っていたけど、実体験はそんな語られるだけの想像や議論とは全く違った次元での出来事だった。
問題は、その整骨院が私の生活している範囲のとてつもなく近くにあることだ。
近いからこそ利用したんだけどね。
未だにその男と道端ですれ違う。
すれ違うたびに私は目をそらし、なるべくストレスのないようにしているけれど、やっぱり吐き気がする。ヘドがでる。
よっぽど当時警察に追放しようかとも思ったけど、まだ出来事がリアルすぎたころは、感情の整理だけで精一杯だった。オマケにその整骨院を紹介した知人たちには、
「MIAちゃんだったからじゃないの?」とか「でもあの人じょうずだもんね。」
とかいって他の人に、私のいるところで紹介したりして、ダブルレイプって、こういうことか、という経験までさせてもらった。
同居人に話をしても、対応に困っているようだった。
確かに、どう対応すればいいんだ?
唯一、話を聞いてもらえた、という実感と安心感がもてたのは、関西にいる活動家の友だちHだった。
Hは知識も沢山持っているし、特に性暴力問題には詳しかったこともあってか、驚かず、静かに聞いてくれた。そして、現実的な可能性と励ましの言葉をかけてもらった。
結局あれから何回か電話で話をしていくうちに、私にとって最もきつかったのは、セクハラを受けたという行為以上に、知人たちの言葉だった、ということがわかってきた。
これまでも、幼児虐待、家族やパートナーからのDV、レイプなど、特に社会的に「認められている」(とされる)関係性に、友人や隣人などの第3者がどうかかわっていけばいいのか、ちゃんとした答えが出せていなかった。
特に、パートナーから殴られたり、罵倒されていて、それを自分のせいだと思い込んでいるような友だちに、それは違うよ、それはあなたは愛されていると思ってるし、相手は調子が悪いだけだと思いたいだろうけど、違うんだよ、という「知識」や「視点」を提供しても、結局その2人は共依存関係にあることが多いので被害者の方も、依存関係のチェーンを打ち切った方がいいよ、とつきつけられるだけだ。
そしてそれはしんどいので、多くの人はやりたがらない。
結局、怒りや喧嘩のシーンが落ち着くと、あれは一時期の喧嘩だったのだ、と問題の根本は見ようとせず、元のパートナーの所に帰っていく。
というのが私の個人的な今までの経験だった。
ものすごい典型的なDVじゃないにしろ、アルコール依存や、言葉による暴力を受けていることで、セルフ・エスティームがめちゃくちゃ下がっている人たちは多い。いわゆる「同性パートナー」の中にもそれはあるし、異性間では「女性」のほうが被害に合いやすいようだ。
あなたの友人が被害を受けていたら、どうします?
あなたの家の隣で、どう考えても子どもが虐待を受けているらしい、と感じたら、どうしますか?
具体的にどこまで踏み込むかは、ケース・バイ・ケースだろうけど、私は、ある程度はおせっかいをしようと思っています。
私が持っている知識と経験は、ひとまずシェアしたいと考えています。
知識をもっているという特権者の義務でもあると、最近は思うようにまでなりました。
知識と情報は今、まだ皆に同じくらい与えられる現状じゃないからです。
あぁ、そろそろ「おせっかい」ではなく、
「サポート」と受け入れられるようなアプローチがもっと上手になりたいな。
Post Date:2005.09.02 22:26
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